不眠症の原因としてまずあげられるのは「ストレス」でしょう。
恒常的にストレスにさらされていると、自律神経も乱れてしまい不眠に繋がります。
この不眠がさらなる自律神経のバランスを崩していって、鬱になったり不安障害になったりという悪循環に入るともう最悪です。
ただ社会人である以上、どうしてもストレスと離れることはできません
というわけで、自分なりのストレス解消法をいくつか持っておくことが重要です。
簡単にできるのは「よく噛む」ことです。
よく噛んで食べる子供ほどストレスが少ない?
子供に28日間、ガムを噛んでもらい、ストレスに与える影響が変化するかどうかを調べた研究があります。
研究前のヒアリング調査では下記のような傾向があったようです。
食事のときよくかむと答えた児童の方が、かまない児童よりストレスを感じておらず(p<0.05)、自分は健康だと思っている児童の方が、健康だと思っていない児童よりストレスが弱かった(p<0.05)。
普段からよく噛んで食事をする子供のほうが、ストレスは小さい傾向があったとのこと。
幸せホルモンと言われる「セロトニン」の重要性については何度かこのブログでも書いてきました。
この量が少なくなると、鬱や不眠の原因になるのです。
セロトニンを増やすにはリズミカルな運動が良いとされています。
ウォーキングとか縄跳びとか色々思い当ります。
だけど考えてみると、この噛むという行為もまさしくリズミカルな運動ですよね。
日常的に意識してよく噛んで食事をするとセロトニンが出て、ストレスの解消につながります。
また消化が良くなって栄養素も効率的に摂取できますし、満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防いでくれます。
ダイエットにも効果的なんですよね。
というわけでよく噛んで食べることはとても良い行為なのです。
ぜひ早食いと言われる人は、今日から意識して取り組んでみてください!
30~50回程度を目安にするといいですよ!
ガムを嚙むこともいいぞ!
上記の研究では、「ストレスの経時的変化では、ガム咀嚼を後半に実施した群および対象者全体で介入前後に有意な変化が認められた」としています。
また↓のような研究結果もあります。
咀嚼ありのガム摂取及び水摂取は、最初「興奮」をもたらすが、4分後には「リラックス」状態になった。更に、これら咀嚼ありガム摂取群及び水摂取群は、摂取後の10分間の安静により、「リラックス」レベルが更に高まった。一方、咀嚼無しのガム摂取群は、「興奮」状態を維持し、摂取中及びその後の10分間の安静においても「興奮」状態が持続した。最も高いストレス軽減効果を示したのは、咀嚼ありのガム摂取群であり、SCLに関しては咀嚼の有無により有意差が認められた。
ということで、ガムを噛むのも良いようです。
忙しい生活の中で、どうしても「慌てて食事をとってしまった!」、「ほぼ丸のみで胃に詰め込んだような食事だったぜ!」って人は、ガムを噛んで帳尻を合わせるっていう手もあります。
野球選手やサッカー選手でもガムを噛んでいる選手を多く見かけます。
あれもリラックス効果を目的として行為と言えます。
真似ちゃいましょう。
ニッポンのサラリーマンもメジャーリーガー並、と言ったら怒られそうですが、それでも半端ないストレスを受けています。
メジャーリーガになった気分で、出社前にガムを噛んで戦場に向かいましょう。
ストレスを感じたときにガムを噛むのもすごくいいんですが、
いくらストレスを感じたら客先や仕事場でクチャクチャするのはマナー違反。
くっそ怒られてストレスが倍増する恐れがあるのでやめましょう(念のためのありがたい忠告だぞ!)。
ちなみにガムに用いられているミントの香りにも鎮静作用がありますので、一石二鳥。
砂糖が使われていなければ虫歯予防にもなるし、ガムってよいと思うけどなぁ。
というわけで、ストレスが多いと感じている人は、積極的に「噛む」行為を生活の中に取り入れてみましょう。
まとめ
・食事はよく噛んで食べよう!
・ストレスが多いならガム噛んでリフレッシュしよう!
どうしても働き出すとストレスをたくさん受けがちです。
本当に社会って難易度高すぎるだろ……。
もっと学生時代に勉強をしておけばよかった……。
と、後悔しても後の祭りですので、セミリタイヤをするまではストレスと戦いならら生きていく他、ないのでございます。。。
夢のセミリタイヤまではストレスを受け流しながら、なんとかかんとか頑張ってまいりましょう。
今日紹介した以外にも、自分がリフレッシュ・リラックスできる方法をいくつか準備しておくと、いざというときの役に立ちます。
ストレスとうまく付き合い、毎日質の良い睡眠をとって健康的な生活を!
それでは今日も皆さんがグッスリと眠れることを心からお祈りしております。
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