世の中には色がたくさん。
子供の頃、視力が落ちてきたときには「緑」を意識してみろと教えられたものです。
実際、緑を見た後に視力を図ると、若干良くなっているんですよね。
うわ、色ってスゲーな!って思ったことを強烈に覚えています。
この他にも落ち着く色だとか活動的になる色だとか、色によって「持っている力」は異なります。
色の効能もナメられたもんじゃありませんね。
もちろん、睡眠に適した色も存在しますよ。
ぐっすり休む場所である寝室には特に気を使いたいです。
繰り返しますが、色によって人間の気持ちは影響を受けますから。
ということで今日は色と睡眠の関係について考えてみたいと思います。
色によって心は動かされる!
人間の心はデリケートです。
視界に入る色によっても心が左右されます。
例えば一番オーソドックスな色の白ですが、最近は人に緊張感を与えてしまうことが分かってきました。
病院でも昔は清潔感を強調するために白が多用されてきましたが、最近はパステルカラーが使用されることが多いようです。
パステルカラーとは赤や黄の原色に白を混ぜた淡い色、いわゆる中間色のこと。
真っ白すぎると緊張感や警戒心が高まって、免疫力も低下すると言われています。
注意しましょう。
本当に人間とは敏感な生き物です。
何となく寝つきが悪いという人で、シーツや枕の色が真っ白だという方は、思い切って変えてみるのも良いかもしれませんね。
デザインは自分の好みで!
とはいってもあんまりこだわりすぎる必要もありません。
ベースの色にだけ気を付けて、デザインは自分の好みのものにすればよいです。
チェックや水玉、ストライプなど「この寝具で寝たい!」と思うものを買いましょう。
ただ色だけは先ほど言ったように、真っ白は避けるべき。
また、黄や赤なども興奮作用があるのでやめましょう。
赤が好きならピンクなど、淡い色合いになるように注意してください。
基本的には原色系は避けといたほうが無難です。
青には鎮静作用があると言われていますので、悪くはないんですが、こちらも白が入ったパステル系のほうがより心が落ち着きます。
また、緑や茶も「自然の色」ですので心を落ち着かせてくれます。
寝具向きの色と言えるでしょう。
もしも迷ったならアイボリーはいかがでしょうか?
こらちの論文では、アイボリー,ピンク,白,青,赤の中では、心身ともに落ち着きをもたらす色彩環境を考えた場合、「アイボリー」を選択すべきという結論を出しています。
色に対するイメージは,色を見た感想から,アイボリーが「自然だ」「違和感がない」など生活体験を喚起せず,色自体が喚起したイメージも落ち着いているとみられる感想が多かった。以上の結果をふまえると,心身ともに落ち着きをもたらす色彩環境を考えた場合,今回用いた5 色の中ではアイボリーが好ましいといえた。
ただ注意するのはそれくらいです。
あまり神経質にならず、あとはその色味に合う寝具を自由に選んでください。
最近の寝具は種類も豊富ですので、選ぶのも楽しいですよ。
休日にリフレッシュもかねて寝具選びに行くのも、良い気分転換になって睡眠にはグッドです!
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できれば色は統一したらさらに良し!
それでも「もっとこだわりたい!」という人は色はできる限り統一しましょう。
枕の色とシーツの色がバラバラだったら何となく気持ちが悪くありませんか?
身体もそのことに気付いています。
視界に入る色が何色もあると、身体は疲れてしまうのです。
心を落ち着かせるためには、寝室の色はできるだけ統一感を持たせることです。
ただ、壁紙や家具などは簡単に交換できないので、まずは寝具から。
こちらも難しく考える必要はなく、「なんとなく新しく買う寝具は同系色で」と頭の片隅に置いておくだけで十分です。
あまり堅苦しく考えずに、少しずつ手を加えていくというイメージでも良いと思います。
まとめ
・寝室の色はパステルカラーを基本に!
・真っ白は緊張感を与える!
・赤や黄色も興奮作用があるので避けよう!
・迷ったらアイボリーを選択すべき!
・あとは自分の好きなデザインで!
繰り返しになりますが、基本的な色だけおさえておけば、あとは自分が気に入る寝具で良いです。
せっかく毎日使う寝具ですから、気に入ったものを使いたいですよね。
多少値段が張っても、睡眠は毎日の健康に関わってきますから、「これだ!」と思うものがあれば思い切って買っちゃっても良いかもです。
もちろん、値段が安くても自分が気に入れば全然OK!
快適な睡眠を手に入れるために、楽しく寝具を選んでみましょう!
今日もあなたがグッスリと眠れることを心から祈っております。
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