睡眠は気温に大きく影響されます
暑くて寝れねー!って目を閉じながら枕もとのエアコンのリモコンを探すけど、中々見つからなくて、そのうちイライラしてきた目も覚めてきてしまう!
とか
寒くて……以下略
みたいなことって誰でも経験したことがあると思います。
せっかく早めに眠れたのに、こんな事態になってしまったらもったいないです。
個人差はありますが、人間の身体は本当にデリケートにできています。
室内の温度・湿度環境は睡眠にとってとても大切。
意識して整えてみましょう。
では具体的には、温度は何度くらいで、湿度はどれくらいが睡眠にはてきしているのでしょうか?
室温26℃湿度50%が理想的
睡眠に適した温度というのは過去の研究から26度程度と言われています。
確かにこれくらいの気温って眠りやすい気がします。
ほのかに暖かいくらいの温度ですね。
心地よく眠りに入れます。
僕も一番好きな温度かも。
また湿度も睡眠に影響します。
こちらは50%~60%くらいを目安に設定してください。
梅雨や夏の時期はこれ以上に高くなりますので除湿器を、冬には加湿器を回しましょう。
寝室のコントロールによって睡眠の質は確実に高まります。
基本は温度26度、湿度50~60%!
ただ単純に空調の温度を上記に設定して、つけっぱなしにすれば良いってもんでもありません!
うーん、睡眠とはなんと複雑なものなのだ。
でも場合によってはエアコンの使用は睡眠の質を低下させることも!
エアコンの使い方には注意が必要です。
つけっぱなし、なんてことは止めましょう。
というのも、夏場に冷房や扇風機が直接皮膚に当たると冷えすぎて中途覚醒の原因になります。
トイレに行きたくなる人も多いですね。
睡眠を高めるために使っている空調が、かえって睡眠の妨げになっちゃうんです。
タイマーの設定や寝る直前の温度管理を行うことで、部屋の室温と体温への影響をコントロールしましょう。
実際、こんな研究結果もあります。
エアコン冷房の方が冷刺激となり睡眠を阻害する可能性があり、天井冷房の方が睡眠に適していたことを示唆している。
直接風が皮膚に当たるエアコン冷房はやはり睡眠を阻害してしまうということです。
現在、部屋の環境がエアコンをつけると直に風が当たってしまうという場合は、送風口を上向きにしてみるなど工夫をしてみてはどうでしょうか。
場合によっては、思い切ってベッドの位置を変えてみてもいいかもしれません。
また温度設定だけをして、自動送風にするのもよくありません。
送風の音が刺激になって覚醒することが多くなります。
寝る前にエアコンで温度管理をしておき、あとはオフのタイマー設定をしておくのがおススメです。
寝る直前の皮膚表面の心地よさではなく、部屋全体の温度を整えることが大切です!
扇風機を付けっぱなしで寝たりすることはNGですよ。
あれって体温が下がり過ぎてマジで風邪も引いちゃいますからね……。
エアコンの適切な利用を!
上で紹介した論文の中で面白い報告が出ています。
高齢者の睡眠を調査した研究で、夏場は他の季節よりも10%以上睡眠度が低下したという報告です。
その際、エアコンの使用割合は42%と低かったそう。
ここからも適切なエアコンの利用は快眠には必要だということ。
気流刺激には注意してエアコンを積極的に利用しましょう。
「気温が高すぎたり低すぎたりして寝付けないけど、エアコンを使うと朝に身体が重くなる」
そんな方はエアコンの使い方が間違っている可能性が高いです。
タイマー設定の時間を変更してみるなど、色々試してみましょう。
自分の中での最適な室内環境一度見つけてしまえば、もう寝苦しい夏も、寒くて目が覚めやすい冬も怖くはありません!
湿度も大事!
あまりに湿っぽいと眠れないし、乾きすぎててもやっぱり眠れない。
体調管理の観点からも、適切な湿度管理に務めましょう。
まとめ
・室温は26度に設定を!
・湿度は50~60%に!
・エアコンを皮膚に直接あてると睡眠の妨げに!
・タイマーをうまく利用しよう!
些細なことで睡眠の質は変化します。
色々調整は必要ですが、とはいっても最初から難しく考える必要はありません。
まずは「風を直接皮膚に当てない」といった基本的なところから始めてみましょう。
今まで基本すらできていなかった人は、それだけでも大きく変わると思います。
思い込むことも大切!
いわゆるプラシーボ効果というやつです。
「今日、変化を加えたので、睡眠の質は向上するはず!」
と自分に暗示をかけまくって床についてみましょう。
案外、暗示の効果もバカにしたもんじゃありませんよ。
温度と湿度に気を付けただけで、劇的に睡眠が改善したという友達もいます。
もしも今まで気を使っていなかったのなら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
それでは今日もあなたがグッスリと眠れることを心からお祈りしております。