こんにちは。
コミュ障とは辛いもんですね。本当に生まれながらに大きなハンデを背負ってると思っちゃいますよね。
例えば会社関係のお客さんとの飲み会の席。
これだけでも地獄なのに、あとあとから悩んじゃうんですよ。
ああ、全然気がきかねえ野郎だと思われただろうなあ、とか。
あいつ全然しゃべんなかったなあ、とか。
あんなやつから絶対モノ買わねえぞってキレてるだろうなあ、とか。
飲み会が終わった後も悩んじゃう。
そんなもんで次回の飲み会への恐怖が増幅されて、また当日苦痛になって、さらに終わったあとも悩んじゃう。
この悪循環。
そして当然、夜なんて眠れなくなる。朝になれば不眠の疲れを背負ったまま、会社に行かないといけなくなる。集中力や理解力が欠如するので失敗続き。最悪だよなぁ。
……そんな中、先日買った本がワタクシの中でスマッシュヒットだったもんですから、今日はご紹介申し上げます。
コミュ障のみんなにはぜひ購入の上、精読することをススメるぞ!
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「反応しない練習」 著者の草薙龍瞬さんってどんな人?
草薙龍瞬さんは1969年奈良県出身の僧侶の方です。
経歴は半端ないすごさ。
中学校を中退(……てか中学って中退できるんですね。)しちゃった後に、16歳で家出をします。
草薙さんが向かった先は東京。
そして大検をとってなんと東大法学部へ進学、卒業されます。
どうやって勉強されたんでしょうか。
その後、インドやミャンマー、タイで修業をされています。
現在は特定の宗派に属さず、仏教を宗教としてではなく「現実の問題解決に役立つ合理的な方法」として紹介しています。
では具体的にどうすればよいのだ
草薙さんは苦しみの正体をまずは理解すべきと言っています。
反応することなく理解するのです。
つまり言葉で「ああ俺怒ってるな」とか「緊張しているな」とか、客観的に見ると反応から抜け出せるそう。
この「言葉で確認する」作業はメンタルヘルスの基本とのことだ!
また身体の感覚を意識することも大事。
目を閉じて、手が動かす感覚、手を握って開くときの感覚、呼吸をしながおなかが膨らんで縮む感覚など。
こうした身体の感覚をよく意識しながら感じ取るべきということです。
これらのことによりムダな反応は止まり、心も静まっていくのだ。
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ムダに判断しない!
これはワタクシにとっては大いなる発見でした。
著者は人が悩んでしまう理由の一つは「判断しすぎる心」にあるといいます。
「判断」とは、失敗するだろう、能力がない、最悪な状況だ、ついてない、という失望・落胆・妄想。
あの人は嫌いだ苦手だ、というのも判断。
こうした判断がたくさんの悩みを作っているのです。
だけど結局のところこの「判断」なんてもんは妄想にすぎません。
頭の中にしか存在しないんだもん。
なもんでこの「判断」を辞めれば悩みは消えちゃうのだ!
判断をやめる具体的な方法は?
妄想にとらわれて悩んだときは「判断した!」と気付くことが大切。
失敗した!と思うことは人生誰だってありますが、そこで自分はダメだ、とか、嫌われた、とか判断しないこと。
そういう判断が出そうになったら「わたしはわたしを肯定する」と強く念じましょう。
自分を否定する判断に合理性は全くない。
その判断は苦しみを生んでいるし、その判断は妄想にすぎないから。
そんな判断は必要ないのです。
一番ワタクシが感銘を受けた点!
先々の苦悩を妄想することよって今の時間までもが落ち込んだりしちゃうってところです。
これってば本当にもったいない。
無駄な判断、無駄な妄想です。
そんな判断はやめちゃおうぜ!
草薙さんも書いておられます。
今なすべきこと、今できることを、やっていく、やってみるのが大切だと。
わたしはわたしを肯定して、今できることをやっていこうと考えましょうと。
「失敗するかもしれない」
「わたしなんてまだまだだ」
そんな思いがあるとしたらそれはすべて妄想。そう、妄想なんです。
妄想に反応せず、妄想は妄想にすぎないと正しく理解して「ただ、やってみよう」と決意すること。
先のことは「判断」せずに、今できることだけをやっていく。
その過程で人に助けられたなら「ありがとうございます」というだけ。
迷惑をかけてしまったら「ごめんなさい」と素直に謝るだけ。
ただ、それだけなんです。
まとめ
コミュ障の人は想像力(妄想力?)が豊かだと思います。
自分で自分の敵を作り出しているというべきか。
見えない敵というのはどんどん増殖して頭の中を埋め尽くしてしまいます。
勝てない。
だからもう考えるな。
判断するな。
最初がなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ取り入れていきたい考え方でした。ストレス不眠に苦しんでいる人によっては本当に良い本でしたよ!
もちろんすぐにこの本に書いてある通りの考え方に切り替えるのは難しいかもしれませんが、少しずつ訓練していきたいと思います。
それでは今日もあなたがグッスリと眠れることを心からお祈りしております。
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